2010年5月6日
『ヒロユキ』 『アレックス』 『モアナ』・・ 当店の看板リクガメ達ですが、
リクガメといってもたくさんの種類がいます。インドホシガメ、ヒガシヘルマンリクガメ、アルダブラゾウガメ、ヒョウモンガメ、ギリシャリクガメ・・・・
・・全種類は書ききれませんのでご興味のある方はウィキペディアでどうぞ・・。
今日は『ヒロユキ』=ヒガシヘルマンリクガメ(チチュウカイリクガメ属)のご紹介を、前回より少し詳しく!
生息域:スペインからトルコにかけての地中海沿岸地域
主な餌:マメ科植物、野菜類、イネ科植物、野草
※うちでは小松菜、チンゲン菜、ミズナ、サニーレタス、ニンジン、かぼちゃ、白菜などの野菜やたんぽぽ、シロツメグサなどの野草を与えています。
生息環境:温暖な地中海沿岸に生息しているので、昼間の温度28℃前後、夜間は20℃を切らない温度環境
※ヒロユキさんは昼夜ともに30℃前後が調子のよい環境のようです。
大きさ:最大で甲長30センチ(飼育環境下では20センチ前後)
※現在ヒロユキさんは甲長12cm、体重420gほどですが、うちに来た時は甲長6cm、体重60gほどだったので、
大きさは2倍
体重にいたっては7倍になっているわけですが、まだまだ大きくなりそうです。
以前にリクガメの雄雌を判断するにはある程度の大きさになる必要があるとお話ししましたが→http://dc-tartaruga.com/news/40
判断基準として
1、排泄肛の位置・・メスは尻尾の付け根あたりにあり、オスは尻尾の先に近い方にあります。カメさんが小さいうちは尻尾が発達していないので、オスもメスも同じような尻尾をしています。
2、甲羅のお腹側の凹凸・・メスのお腹はフラットになっていますが、オスのお腹は少し凹んでいます。これは成長し、繁殖活動をおこなうとき、メスの丸い甲羅と、凹んだオスのお腹が合わさりやすくなるためだそうです。
3、甲羅の丸み・・甲羅を上から見たとき、丸く見えますが、オスは少し縦に細長く成長します。一般的にメスの方がオスより大きくなります。
このようにある程度な大きさ(一般的には10センチ前後と言われています。)にならないと雄雌の判断が難しいのです。
こうして当時6センチだったヒロユキさんはメスにも関わらず、男の子のような名前をつけられてしまったのでした・・・。